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学校概要

1 バランスのとれた人間形成の教育(全人教育)

(1)確かな学力はぐくむ指導

確かな学力はぐくむ指導 本校では、発達検査、読書力検査、日本語理解テスト、聴力測定等、客観的なアセスメントを行い、この結果を個別指導計画に反映させて個に応じたきめ細かな指導を展開しています。
 授業では、一斉指導のほかに習熟度別学習グループによる指導や個別指導などを取り入れ、子供たちの発達段階や学力等を考慮した指導を行っています。
 また、日本語の力を伸長するため、絵日記指導(幼稚部)や日記指導、ことばのテスト(小学部)、俳句コンテスト、弁論大会(中学部)、小論文指導(高等部)なども行っています。さらに、近隣の学校との交流及び共同学習や居住地域の学校との副籍交流など、共生社会の実現に向けた取組も積極的に推進しています。
 確かな学力をはぐくむためには、教員の専門性を高め、継承していくことが必要です。そこで、本校では、全教員がOJTによる授業研究を行い、学習指導要領で示された主体的・対話的で深い学びの視点による授業改善の研究に取り組んでいます。
 昨年度、「ろう学校における主体的・対話的で深い学びの実践」(ジアース教育新社)を刊行しました。是非、参考にしていただけたら幸甚です。
 

(2)多様な進学・進路希望を実現する指導(高等部)

多様な進学・進路希望を実現する指導(高等部) 普通科の3年間では、基礎基本を身に付けるために、習熟度別の学習グループに分かれて学習します。学校生活全体の中で、社会参加、自立するために必要な日本語の力を高めていきます。さらに2年次より、すべての生徒が自己の進路希望と適性を踏まえて、機械系、総合技術系、情報ビジネス系、ライフデザイン系より一つを選択し、職業に関する専門的な学習を行います 。漢字や英語等の検定に加え、パソコン、簿記、製図や被服等の各種検定を実施し、高等学校と同等の「級」の取得を目指した指導を行っています。また進路希望に応じて、大学や専門学校進学を目指す科目も選択でき実績を伸ばしています。
 専攻科では、さらに2年間の学習を通し、実社会で活かせるより専門的な知識・技能、ビジネスマナーを身に付けます。普通科同様に4つの職業系が設定されており、各種資格取得や現場実習等にも積極的に取り組み100%の就職率を保っています。
 また、ICTを活用して、聴覚障害者を対象にした日本唯一の大学である筑波技術大学の産業情報学科や他校ろう学校と連携した情報・キャリア教育の授業も行い、高い成果を上げています。
 

(3)運動習慣の形成、体力の向上、協力し助け合う心の育成を図る指導

 運動習慣の形成、体力の向上、協力し助け合う心の育成を図る指導本校は、子供たちの運動習慣の形成、体力の向上、協力し助け合う心の育成などに取り組んでいます。
 クラブ・部活動では、地域の小学生や中学生、高校生の大会にも積極的に参加し、協力し助け合う心、障害の有無にかかわらず互角に戦えるたくましく生きる力の育成に努めています。
 この活動が高く評価され、令和2年度には「子供の体力向上推進優秀校」として、また令和3年度には高等部野球部が東京都教育委員会から表彰されました。
 

2 適切なコミュニケーション手段を身に付け、それを選択・活用できる教育

適切なコミュニケーション手段を身に付け、それを選択・活用できる教育 子供たちの可能性を最大限に引き出し、社会参加し自立していく力を育てるためには、日本語の力を伸長することが重要です。
 日本語の力を身に付けていくためには、残存聴力の活用や口話(発音・発語、読話)の活用も有効な手段です。また、認知の発達、言語概念の形成、社会性の育成及び意欲の向上のためには、手話の活用も重要です。
 本校では、全教職員で「手話は、聴覚障害のある人にとって大切なことばである」ことを共通認識し、乳幼児期から手話を活用して豊かなコミュニケーションができる指導を行うとともに、手話によって言語概念等を育て、これを、口話(発音・発語、読話)、指文字、文字等の日本語と結び付ける指導を行っています。
 本校では、手話の活用を重度の聴覚障害児のみに限っていません。人工内耳装用児や軽・中等度難聴児についても、音声言語とともに手話も活用したコミュニケーションができるように指導しています。なぜなら、これらの子供たちも音声言語のみでは、防音室の会話でない限り、100%の情報理解は難しいからです。
 この手話の活用に当たって本校では、乳幼児教育相談で保護者向け「手話講座入門・初級」を開催するとともに、教員も「手話研修」を積み、手話力の向上に努めています。
 本校では、口話だけ、手話だけというようなコミュニケーション手段を限定した教育ではなく、子供たちが、一人一人の聴力の状態や発達段階等に応じて、適切なコミュニケーション手段を身に付け、それを場や相手に応じて選択・活用し、自立と社会参加を促すことのできる教育を行っているのです。

3 多摩地域の聴覚障害教育センターとしての役割

 本校は、東京多摩地域にある唯一の公立ろう学校です。多摩地域は区部に比べて、大きな病院も少なく、小学校・中学校に設置することができる難聴学級も多くありません。
 そこで、本校では、新生児聴覚スクーリングでリファー(要再検査)と言われた、あるいは難聴という診断を受けた乳幼児のための「乳幼児教育相談」や、公立、私立を問わず小学校又は中学校に在籍する聴覚障害のある子供たちのための「通級による指導」、特別支援学校(視覚障害、肢体不自由、知的障害、病弱)や高等学校に在籍している聴覚障害のある子供たちに対するきこえとことばの教育的支援も行っています。最近では、病院内でのサテライト相談(出張相談)や乳幼児健診を担う地域の保健師等との連携も進んでいます。
 また、専門性のある教員が、地域の学校からの要請に応じて、聴覚障害を理解してもらう「出前授業」も行っています。
〒190-0003 東京都立川市栄町1丁目15番地の7
電話 : 042-523-1358 ファクシミリ : 042-523-6421
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