学校概要


「Let's enjoy」子供たちの夢を実現する学校


森藤校長
図や写真の貼り込み

 本校校長の森藤才と申します。ようこそ、都立立川ろう学校のホームページにお越しくださいました。ゆっくりと御覧いただき、本校に対する理解を深めていただけたら幸甚です。
 本校は、昭和26年に開校した多摩地区唯一の公立ろう学校であり、聴覚障害教育の専門性に関する伝統が脈々と受け継がれている歴史のある学校です。
 現在、幼稚部、小学部、中学部、高等部普通科、高等部専攻科の学部を設置しており、子供たちの聴覚障害の状態や発達段階を考慮しながら、全人教育を行い、生涯に渡って自分自身を高め続け、社会で活躍することのできる人材の育成をしています。また、地域においては聴覚障害教育のセンター的機能として、0歳から2歳の乳幼児教育相談、聴覚に障害のある幼児・児童・生徒のために、「きこえとことばの教育的支援」などを実施しています。是非、気軽に御相談ください。
 なお、本校は、東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画に基づき、平成33年度には、立川学園特別支援学校(仮称)として聴覚障害教育部門と知的障害教育部門を併設する学校となります。
 今後とも、教職員一同、子供のニーズ、時代のニーズに対応した専門性の高い教育活動を提供していきます。御支援及び御理解のほどお願い申し上げます。

平成29年4月1日  都立立川ろう学校長 森藤 才

            

1 バランスのとれた人間形成の教育(全人教育)

(1)確かな学力はぐくむ指導


図や写真の貼り込み

本校では、発達検査、読書力検査、日本語理解テスト、聴力測定等、客観的なアセスメントを行い、この結果を個別指導計画に反映させて個に応じたきめ細かな指導を展開しています。
 授業では、一斉指導のほかに習熟度別学習グループによる指導や個別指導などを取り入れ、子供たちの発達段階や学力等を考慮した指導を行っています。
 また、日本語の力を伸長するため、絵日記指導(幼稚部)や日記指導、ことばのテスト(小学部)、俳句コンテスト、弁論大会(中学部)、小論文指導(高等部)なども行っています。さらに、近隣の学校との交流及び共同学習や居住地域の学校との副籍交流など、共生社会の実現に向けた取組も積極的に推進しています。
 確かな学力をはぐくむためには、教員の専門性を高めることが必要です。そこで、本校では、毎年、全教員が研究授業を行うとともに、都教育委員会から「言語能力向上推進校」の指定を受け、「日本語で考える力の育成」をテーマとした研究に取り組んでいます。

(2)多様な進学・進路希望を実現する指導(高等部)


図や写真の貼り込み

高等部には、普通科(3年間)と専攻科(2年間)を設置し、基礎基本を身に付け大学進学にも対応した普通教育及び専門学校や一般企業への進路希望に応じた職業教育(情報、商業、工業、家政)を行っています。
 多様な進学・進路希望を実現するため、漢字や英語等の検定に加え、パソコンや計算技術、簿記、被服等の各種検定も実施し、障害のない高校生と同等の「級」の取得を目指した指導を行っています。
 卒業生は、大学や専門学校に進学したり、一般企業等に就職したりしています。
 また都教育委員会から「ICTを活用した聴覚障害の教育内容の充実事業校」の指定を受け、聴覚障害者を対象にした日本唯一の大学である筑波技術大学の産業情報学科と連携した情報・キャリア教育の授業も試行しています。

(3)運動習慣の形成、体力の向上、協力し助け合う心の育成を図る指導


図や写真の貼り込み

本校は、子供たちの運動習慣の形成、体力の向上、協力し助け合う心の育成などに取り組んでいます。
 クラブ・部活動では、障害のない小学生や中学生、高校生の大会にも積極的に参加し、協力し助け合う心、障害のない人たちと互角に戦えるたくましく生きる力の育成に努めています。
 この活動が高く評価され、平成25年3月には「子供の体力向上推進優秀校」として都教育委員会から表彰されました。

2 適切なコミュニケーション手段を身に付け、それを選択・活用できる教育


図や写真の貼り込み

子供たちの可能性を最大限に引き出し、社会参加し自立していく力を育てるためには、日本語の力を伸長することが重要です。
 日本語の力を身に付けていくためには、残存聴力の活用や口話(発音・発語、読話)の活用も有効な手段です。また、認知の発達、言語概念の形成、社会性の育成及び意欲の向上のためには、手話の活用も重要です。
 本校では、全教職員で「手話は、聴覚障害のある人にとって大切なことばである」ことを共通認識し、乳幼児期から手話を活用して豊かなコミュニケーションができる指導を行うとともに、手話によって言語概念等を育て、これを、口話(発音・発語、読話)、指文字、文字等の日本語と結び付ける指導を行っています。
 本校では、手話の活用を重度の聴覚障害児のみに限っていません。人工内耳装用児や軽・中等度難聴児についても、音声言語とともに手話も活用したコミュニケーションができるように指導しています。なぜなら、これらの子供たちも音声言語のみでは、防音室の会話でない限り、100%の情報理解は難しいからです。
 この手話の活用に当たって本校では、保護者のための「手話教室」を開催するとともに、教員も「手話研修」を積み、手話力の向上に努めています。また月1回の土曜日に「子ども手話教室」も開催しています。
 本校では、口話だけ、手話だけというようなコミュニケーション手段を限定した教育ではなく、子供たちが、一人一人の聴力の状態や発達段階等に応じて、適切なコミュニケーション手段を身に付け、それを場や相手に応じて選択・活用し、自立と社会参加を促すことのできる教育を行っているのです。

3 多摩地域の聴覚障害教育センターとしての役割

本校は、東京多摩地域にある唯一の公立ろう学校です。多摩地域は区部に比べて、大きな病院も少なく、小学校・中学校に設置することができる難聴学級も多くありません。
 そこで、本校では、新生児聴覚スクーリングでリファー(要再検査)と言われた、あるいは難聴という診断を受けた乳幼児のための「乳幼児教育相談」や、公立、私立を問わず小学校又は中学校に在籍する聴覚障害のある子供たちのための「通級による指導」、特別支援学校(視覚障害、肢体不自由、知的障害、病弱)や高等学校に在籍している聴覚障害のある子供たちに対する「きこえとことばの教育的支援」も行っています。
 また、専門性のある教員が、地域の学校からの要請に応じて、聴覚障害を理解してもらう「出前授業」も行っています。



幼児・児童・生徒数

平成29年5月1日現在

学部 学級数 幼児・児童・生徒数
幼稚部 26
小学部 14 55
中学部 32
高等部 11 61
専攻科 11
合 計 42 185

       

その他の情報




ページの先頭へ